ASTROLITとは

占星術が好きだから、せっかくなら、ちゃんと読めるようになりたい。

そう思ったことはありませんか。

惑星もサインもハウスも、知識としては知っている。

それなのに、実際のチャートを前にすると、どこから見ればいいのか分からなくなる。
「それで、結局この人はどういう人なんだろう」で止まってしまう。
「読めるような気がするけど、言葉にするのが難しい...」と固まってしまう。

ここからは、私自身が占星術と出会い、「ASTROLIT」という活動を始めるまでの話を少しさせてください。

一つの物差しでは測れない世界を、ロンドンで知った

20代の頃、思い切ってロンドンに渡り、約2年生活をしました。

英語は中学レベル。海外での生活も、右も左も分からないところから始まりでした。

大変なことも多くありましたが、それ以上に強く残っているのは、
自分がそれまで「当たり前」だと思っていたものが、まったく通用しない場所で暮らした経験です。

生き方も、価値観も、人との距離感も、日本とはまるで違う。
世界には、自分の物差しだけでは測れないものがある。

ロンドンでの日々は、そのことを肌で教えてくれました。

星と出会った瞬間

そんな時に出会ったのが、西洋占星術でした。

惹かれたきっかけは、うまく言葉にできないのですが、
占星術に触れるたびに、西洋という文化そのものにぐっと近づいていくような感覚がありました。

ホロスコープを開くたびに、そこには何千年も前から語り継がれてきた西洋の物語や考え方がぎゅっと詰まっていて、
知れば知るほど、自分の見ている世界が少しずつ広がっていく。そんな感覚がありました。

占星術を知るほど面白かったのは、同じ「人」を見ていても、こんなにもたくさんの見方ができるということでした。

1000人以上のホロスコープを読んで気づいたこと

日本に戻ってから本格的に占星術のセッションを始め、これまで1000人以上の方のホロスコープを読み解いてきました。

同じ惑星、同じサイン、同じアスペクトでも、チャート全体を見ると、その表れ方は一人ひとり違います。

キーワードを当てはめるだけでは見えてこなかったものが、
いくつもの配置をつなげた瞬間、一人の人物像として立ち上がってくる。

1000人以上のホロスコープを読む中で、私はこの瞬間を何度も経験してきました。

そして、占星術の面白さは「意味を知ること」以上に、自分で考えて、一枚のチャートを読み解いていくことにあると感じるようになりました。

だとしたら、その面白さを私一人が味わうだけでなく、もっと多くの人にも体験してもらえたら。

私が一方的にホロスコープを読むのではなく、一人ひとりが自分の力で読めるようになる。

そう考えるようになったのが、「ASTROLIT」を始めたきっかけです。

ASTROLITが伝えたいこと

これまで多くの独学者を見てきて感じるのは、「知っている」と「読める」の間には、思っている以上に大きな壁があるということです。

惑星もサインもハウスも、本を読めば意味は分かる。

けれど、実際のチャートを前にすると、それらをどう組み合わせて読めばいいのか分からず、
毎回検索することになる。知識は増えているはずなのに、「読める」に近づいている手応えがない。

ASTROLITが目指しているのは、ただ占星術の知識を増やすことではありません。

知っていることを、自分で「読める」に変えていくこと。

「牡羊座=行動的」「月=感情」とキーワードを覚えるだけではなく、なぜそう読むのかを理解する。
そして、惑星・サイン・ハウスをつなげながら、自分なりに一枚のホロスコープを読み解いていく。

誰かが書いた解釈を探すのではなく、自分で考えて、「私はこう読む」と言えるようになる。

占星術を学ぶ目的は、人それぞれでいいと思っています。

趣味として長く楽しみたい。身近な人のホロスコープを読んでみたい。
今の仕事に占星術を取り入れたい。いつかはプロとして活動してみたい。

目指す場所は違っても、その土台になるのは、自分自身でホロスコープを読めることです。

ASTROLITという名前に込めたこと

ASTROLIT(アストロリット)は、ASTRO(星・占星術)と、LITERACY(リテラシー)を合わせた言葉です。

リテラシーは、もともと「読み書きする力」のこと。今では、ある分野を理解して、読み解いて、使いこなす力という意味でも使われています。

外国語で考えると分かりやすいかもしれません。単語をたくさん覚えても、それだけで文章が読めるようにはなりません。単語どうしの関係をつかみ、文脈をとらえて、全体の意味を自分の言葉で受け取れたとき、はじめて「読める」になります。

ロンドンに渡った頃の私も、まさにそうでした。単語帳で覚えた意味を一つずつ当てはめようとすると、会話にも文章にもついていけない。それが、現地で生の英語を使ううちに、単語の大まかなイメージや、よく使われるフレーズの感覚がつかめてきて、少しずつ意味が自然に入ってくるようになりました。

占星術も同じです。惑星やサインの大まかなイメージをつかんだうえで、必要な情報を選び、つなぎ、一枚のホロスコープとしてまとめて、自分の言葉で読み解く。

ASTROLITは、この「占星術を自分で読み解く力」そのものを表す名前です。

それから、英語の lit には「照らされた」という意味もあります。星を読み、象徴を読み、人を読む。そうして、まだ見えていなかったものに少しずつ光が当たっていく。そんな時間も、ここで一緒に味わえたらと思っています。

読んでくださっているあなたへ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

占星術に興味を持ったのが最近でも、独学でしばらく足踏みしていても、どちらでも構いません。

読めるようになるために必要なのは、知識を増やし続けることだけではありません。
すでに持っている知識をつなげて、一枚のホロスコープから、その人なりの理屈を読み取れるようになること。

占星術は、知れば知るほど奥行きがあります。せっかく好きになったものなら、少しずつ分かるようになっていく。
その過程そのものを楽しんでもらえたらと思っています。

占星術を、長く、ちゃんと楽しむ。

ASTROLITが、そのための場所になれたら嬉しいです。

✦ ASTROLIT ✦

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