- 「ホロスコープを出すと、円の中に線がたくさん引かれていて、どれから見ればいいかわからない」
- 「スクエアやトラインの意味は覚えたのに、自分のチャートでは何も言葉にならない」
- 「スクエアがあると、悪い配置なのかなと不安になる」
アスペクトは、ホロスコープの中でもいちばん数が多く、
いちばん迷いやすいところです。
けれど、読み方の手順はシンプルです。
アスペクトは、2つの惑星の一文を「どうつなぐか」を教えてくれるもの。
この役割がわかると、線の多さに振り回されなくなります。
この記事でわかること
- ホロスコープのどこでアスペクトを見つけるか
- たくさんあるアスペクトを、どれから読めばいいか
- 2つの惑星の一文をつないで、1つのアスペクトを読む手順
- スクエアやオポジションを「悪い」で終わらせない見方
ニコ
玲音ここで見てきた読み方は、ほかの惑星やハウスにも使えます。
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アスペクトは、2つの一文をつなぐもの

惑星・サイン・ハウスの読み方では、
一つの惑星について、
何が(惑星)、どのように(サイン)、どこで(ハウス)働くかを一文にしました。
この一文は、その惑星ひとつの働きです。
けれど実際の人の中では、いくつもの働きが同時に動いています。
アスペクトは、
2つの惑星がどんな関係にあるかを、角度で表したものです。
文章にたとえるなら、一文と一文をどうつなぐかにあたります。
だから、アスペクトだけを先に見ても、つなぐ文がありません。
まず惑星の一文を作り、そのあとでアスペクトを見る。
この順番が、アスペクトを読みやすくするいちばんの近道です。
ホロスコープでアスペクトを見つける方法
アスペクトは、ホロスコープの中で2つの形で表示されます。
一つは、円の中に引かれた線です。
線の両端にある惑星どうしが、アスペクトを作っています。
作成サイトによって、線の色や種類で、アスペクトの種類が分かれて表示されます。
もう一つは、アスペクト表です。
多くの作成サイトでは、円の下や横に、三角形のマス目の表が出ます。
縦と横に惑星が並び、交わるマスに記号が入っていれば、その2つの惑星がアスペクトを作っています。
記号は、主に次の5つです。
線だけだと、どの線がどの惑星どうしかを追いにくいことがあります。
たとえば、このあとの例で使う人のアスペクト表は、こうなります。
説明のために作ったチャートです。

太陽と月が交わるマスにはスクエア、月と火星が交わるマスにはセクスタイルの記号が入っています。
記号の下の数字は、2つの惑星の実際の角度です。
太陽と火星のマスは空いているので、この2つは主要なアスペクトを作っていません。
線だけだと、どの線がどの惑星どうしかを追いにくいことがあります。
最初は、アスペクト表で記号を確かめながら見ていくと迷いません。
ニコ
玲音たくさんあるアスペクトは、どれから読む?

一枚のホロスコープには、アスペクトが10本、20本と出ることも珍しくありません。
全部を同じ重さで読もうとすると、情報があふれてしまいます。
ここでは、読む順番を3つに分けます。
1 太陽・月・アセンダントに関わるもの
最初に見るのは、
太陽・月・アセンダントが関わっているアスペクトです。
この3つは、その人の向かいたい方向、ほっとできる形、世界の感じ方を表す、チャートの中心です。
中心に関わるアスペクトは、その人の暮らしの中で実感しやすいものになります。
1枚を読む順番を太陽・月・アセンダントから始める理由は、
ホロスコープは何から見る?で紹介しています。
2 角度がぴったりに近いもの
アスペクトの角度は、ぴったりでなくても、少しの幅をもって読みます。
この幅をオーブといいます。
角度がぴったりに近いほど、その関係ははっきり表れやすいと考えます。
同じスクエアでも、89度のものと95度のものなら、89度のほうから読みます。
オーブの目安や、近い・遠いで表れ方がどう変わるかは、
オーブとは?でくわしく紹介しています。
3 同じ惑星に集まっているもの
アスペクト表を見ると、
一つの惑星に、いくつものアスペクトが集まっていることがあります。
その惑星は、ほかの多くの働きとつながっている、チャートの中の結び目のような存在です。
本人にとっても、いろいろな場面で顔を出しやすい働きと考えられます。
上のアスペクト表なら、月の行と列に、太陽・火星・土星・アセンダント・MCとのアスペクトが集まっています。
後回しでいいもの
天王星・海王星・冥王星どうしのアスペクトは、
動きがとてもゆっくりなので、同じ時期に生まれた人の多くが同じ形を持っています。
一人ひとりの違いを読むときは、後回しで大丈夫です。
上のアスペクト表にある、天王星と海王星のコンジャンクションも、その一つです。
くわしくは個人惑星・社会惑星・世代惑星とは?で紹介しています。
1つのアスペクトを読む手順
ここからは、例の人のチャートで、実際にアスペクトを読んでみます。
説明のために作った例です。
- 月は蟹座、10ハウス
- 火星は乙女座、11ハウス
- 太陽は牡羊座、7ハウス
月と火星は、惑星・サイン・ハウスの読み方で一文にしたのと同じ配置です。
この人のチャートは、こうなります。
例で使う3つの惑星と、2本のアスペクトの線を色で示しています。

赤い線が太陽と月のスクエア、青い線が月と火星のセクスタイルです。
手順は3つです。
- 2つの惑星の一文を、それぞれ用意する
- アスペクトの種類から、つながり方を確かめる
- 2つの文を、つながり方に合わせて一つの文にする
例1 月(蟹座・10ハウス)と火星(乙女座・11ハウス)のセクスタイル
2つの一文を用意する
月は「仕事や社会の中で、身近な人を守り、育てる役割を持てているときに、気持ちが落ち着く」。
火星は「仲間の集まりの中で、細かいところを整えながら、物事を動かしていく」。
つながり方を確かめる
蟹座と乙女座は、サイン2つぶん離れていて、約60度のセクスタイルになります。
セクスタイルは、きっかけがあれば、無理なく手を組める関係です。
一つの文にする
身近な人を守りたい気持ちと、仲間内で段取りを整えて動かす力は、声をかけ合えば自然に手を組める。人の役に立つ形で動けているとき、気持ちも落ち着くのかもしれない。
表れ方は、たとえばこんなふうに考えられます。
- 仲間の集まりで、人の様子に気を配りながら段取りを整える
- 誰かを支える役目があると、細かい作業も苦にならない
- 自分からは動き出しにくく、頼まれてはじめて力がつながる
最後の例のように、セクスタイルは「放っておいても勝手に働く」とは限りません。
きっかけを自分で作れるかどうかで、表れ方が変わります。
例2 太陽(牡羊座・7ハウス)と月(蟹座・10ハウス)のスクエア
2つの一文を用意する
太陽はまだ一文にしていないので、惑星→サイン→ハウスの順に作ります。
太陽は、本当は向かいたい方向へ進もうとする力。
牡羊座のやり方は、思い立ったら、まず自分から。
7ハウスは、パートナーや一対一の関係の場面です。
重ねると「一対一の関係の中で、思い立ったら自分から踏み出し、進む道を切り開いていきたい」になります。
月は、例1と同じく「仕事や社会の中で、身近な人を守り、育てる役割を持てているときに、気持ちが落ち着く」。
つながり方を確かめる
牡羊座と蟹座は、サイン3つぶん離れていて、約90度のスクエアになります。
スクエアは、向きの違う力が、同じ場面でぶつかりやすい関係です。
一つの文にする
相手との関係では自分から踏み出したいのに、気持ちは身近な人を守る役割の中で落ち着こうとする。進みたい自分と守りたい自分のあいだで揺れながら、その両方を生かすやり方を見つけていくのかもしれない。
表れ方の例です。
- パートナーには率直に意見を言うのに、職場では面倒見のいい役に回る
- やりたいことに飛び出したい気持ちと、周りを放っておけない気持ちのあいだで迷う
- 経験を重ねるうちに、踏み出す場面と守る場面を、自分で切り替えられるようになる
ニコ
玲音サインで見当をつけて、度数で確かめる
例では、サインどうしの離れ方でアスペクトの見当をつけました。
ただし実際のアスペクトは、惑星の度数で決まります。
たとえば、乙女座の29度と射手座の1度は、サインでは3つぶん離れていても、実際の角度は約62度になります。
最後はアスペクト表で、本当にその角度になっているかを確かめてください。
スクエアやオポジションは「悪い」アスペクト?

アスペクトは、
スクエアやオポジションのようなハードアスペクトと、
トラインやセクスタイルのようなソフトアスペクトに分けて説明されることがよくあります。
この呼び名は、力の流れ方の違いを表しています。
良い・悪いを決めるものではありません。
ソフトアスペクトは、力が無理なく流れます。
そのぶん、意識しないまま使わずに終わることもあります。
ハードアスペクトは、力がぶつかったり、引っぱり合ったりします。
そのぶん、本人が調整を重ねるなかで、使いこなせる力になっていくこともあります。
だからアスペクトを読むときは、
「いいか悪いか」より、「この2つの働きを、どう使っていくか」を考えます。
それぞれの関係の詳しい表れ方は、
スクエアやオポジションの記事で紹介しています。
アスペクトが多すぎて読めないときは
アスペクトの数が多いと、
全部を読まなければ、その人がわからないような気がしてきます。
けれど、すべてのアスペクトが、同じ強さで表に出るわけではありません。
まずは、この記事の順番で1本だけ選んでみてください。
1本を選んだら、2つの惑星の一文を作り、つなぐ。
1本を最後まで読めることが、10本を少しずつ眺めることより、ずっと力になります。
1本読めたら、同じ惑星につながっている次の1本へ。
そうやって広げていくと、アスペクトの多いチャートでも、少しずつ全体が見えてきます。
ニコ
玲音まとめ アスペクトは、一文と一文のつなぎ方
- アスペクトは、2つの惑星の関係を角度で表したもの
- 読む前に、それぞれの惑星の一文を作っておく
- 読む順番は、太陽・月・アセンダントに関わるもの、角度がぴったりに近いもの、同じ惑星に集まっているものから
- ハードとソフトは、良い・悪いではなく、力の流れ方の違い
アスペクトの意味を覚えるだけでは、チャートは読めるようになりません。
大事なのは、2つの働きが、その人の中でどうつながっているかを一文にしてみることです。
まずは自分の太陽か月に関わるアスペクトを、1本だけ選んで読んでみてください。
