アセンダント天秤座の性格と特徴|世界の感じ方と、八方美人・決められないと言われる理由

静かな湖の向こうに昇る朝日と、空に浮かぶ天秤座の記号と星の並び
  • 「アセンダント天秤座って、どんな性格なの?」
  • 「誰とでもうまくやれるね、と言われる」
  • 「ランチのお店ひとつ、なかなか決められない」

アセンダント天秤座の説明には、
「社交的」「八方美人」「優柔不断」
という言葉がよく出てきます。

どれも、まわりから見えている姿です。
その奥には、アセンダント天秤座の
まず相手を見て、ちょうどいい間合いを測ってから関わる
という、世界の感じ方があります。

この記事では、アセンダント天秤座にとって「当たり前」の感じ方から、
八方美人・決められないと言われる理由、
感じがいいと言われるわけ、
人間関係や仕事での現れ方までを、順番に見ていきます。

この記事でわかること

  • アセンダント天秤座にとって「当たり前」の世界の感じ方
  • 「八方美人」「決められない」と言われる理由
  • 「感じがいい」「センスがいい」と言われるわけ
  • 人間関係・仕事での現れ方と、チャートルーラーの金星
ニコニコ
「誰にでもいい顔してない?」って言われて、ちょっともやっとしたことがあるんだよね。
玲音玲音
それは、アセンダント天秤座の人からよく聞く話なんだ。まずは、天秤座の世界の感じ方から見ていこう。
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アセンダントは、世界を感じ取る「基本OS」

アセンダントは、生まれた瞬間に
東の地平線から昇っていたポイントです。
ホロスコープの1ハウスは、ここから始まります。

アセンダントは、
「第一印象を表す」と言われることがよくあります。
それも、アセンダントの一面です。

このサイトでは、アセンダントを
「基本OS」のようなものとして見ています。
世界をどう感じ取り、どう反応し、どう関わるか。
本人にとっては当たり前すぎて、意識にのぼらない
世界との接し方です。
第一印象は、このOSが外ににじみ出たものです。

パソコンやスマートフォンのOSは、
ふだんは意識しませんが、
その上でさまざまなアプリが動いています。
太陽や月、ほかの惑星も、このOSの上で動いています。

アセンダントのサインは、およそ2時間ごとに変わります。
調べるときは、できるだけ正確な生まれた時間を使ってください。
アセンダントそのものについては、
アセンダント(ASC)とは?の記事で、
くわしく書いています。

アセンダント天秤座のOS 「まず相手を見て、間合いを測るのが普通」

向かい合う二人の足元。一人が踏み出し、もう一人が合わせて下がる瞬間と、あいだをつなぐ金色の光の線

天秤座は、風のサインで、活動宮。
12サインのちょうど真ん中から、後半が始まるサインです。
天秤座の性質と特徴の記事では、
天秤座を「人と人の間合いを整え、対等で心地よい関係をつくる」サインとして書いています。

このサインがOSになると、
世界との関わり方は、ペアで踊るダンスに似てきます。

相手が一歩前に出たら、自分は一歩下がる。
相手が右に回ったら、自分も合わせて回る。
相手の動きを見て、自分の一歩を決めるのが自然です。

たとえば、友だちとランチのお店を決める場面。

「どこにする?」
「ゆかちゃんは、何が食べたい気分?」

アセンダント天秤座の人は、
自分の答えより先に、
相手の気分を聞いていることが多いです。
相手とのちょうどいいところを探すのが、
いちばん自然な順番になっています。

本人にとっては、当たり前の順番です。
けれど、まわりから見ると、
一緒にいて、居心地のいい人に見えます。

ニコニコ
先に相手の気分を聞くの、みんなもやってると思ってた。
玲音玲音
それがOSなんだ。自分には当たり前だから、ほかの人との差に気づきにくいんだよね。

「八方美人」「決められない」と言われるのはなぜか

本と一輪の花を両方の皿にのせて、静かに釣り合う金色の天秤

アセンダント天秤座の人は、
「八方美人」「優柔不断」
と言われることがあります。

八方美人に見える理由

相手ごとに間合いを測るOSは、
誰と話すときも、その人にちょうどいい距離を選びます。
そのため、
いろいろな人とうまくやれているように見えて、
「誰にでもいい顔をしている」と受け取られることがあるのは本当です。

本人の中では、
どの人とも、対等で気持ちのいい関係でいたい
という思いが動いていることが多いです。
誰かひとりの味方につくより、
みんなが話しやすい場をつくれるのは、大きな強みです。

決めるのに時間がかかる理由

天秤座の「天秤」は、
両方の皿にのせたものの重さを、比べる道具です。

アセンダント天秤座の人は、
Aを選んだときと、Bを選んだときの、
両方のよさと、両方の困るところが見えてしまいます。
だから、決めるまでに時間がかかるのも本当です。

その一方で、
ひとつの見方にかたよらず、公平に比べられるのは、
まわりからとても頼りにされる力です。

アセンダントの「見え方」は、
いつもその人の「感じ方」がにじみ出たものです。
印象の説明が当たっていないと感じたときも、
感じ方のほうから読むと、しっくりくることがあります。

ニコニコ
たしかに、どっちのいいところも見えちゃうから、迷うんだよね。
玲音玲音
うん。迷っている時間は、ちゃんと両方を量っている時間なんだ。

「感じがいい」「センスがいい」と言われる理由

色をそろえたお皿やカップ、花が左右のバランスよく並ぶテーブル

アセンダント天秤座の人は、
「感じがいい」「センスがいい」「上品」
と言われることもよくあります。

天秤座は、心地よさや美しさを大事にするサインです。
OSがその感覚で動いているので、
ふだんのふるまいにも、自然とにじみ出ます。

  • 言葉づかいが、角の立たないやわらかい言い方になる
  • 服や持ち物の色や組み合わせに、自然と気がまわる
  • 部屋やテーブルの上を、見て心地よい形に整えたくなる

本人にとっては、
「なんとなく、こっちのほうがきれい」
という感覚で選んでいることが多いです。
その「なんとなく」が、まわりには「センス」として届いているのです。

ニコニコ
お皿の並べ方とか、ついこだわっちゃうの、これだったのかも。
玲音玲音
心地よさを整える感覚は、人にも場にも使える力だよ。

人間関係と恋愛で、どう現れやすいか

間合いを測るOSは、
人との関わり方に、いちばんはっきり出ます。

対等な関係を大事にする

どちらかが上、どちらかが下、という関係より、
お互いに気持ちよくいられる関係を自然と選びます。
相手からは、
話していて、安心できる人として信頼されやすいです。

ぶつかるのを、避けやすい

その場の空気を大事にするぶん、
言いたいことを飲みこんでしまうことがあるのも本当です。

ぶつかるのが苦手なのは、
関係を大事にしているからでもあります。
そんなときは、
「わたしは、こう思うな」と、自分を主語にして伝えると、
相手を責めずに、気持ちを出せます。

恋愛は、「一緒にいて心地いい」から

恋愛でも、
会話のテンポや、過ごし方の心地よさを、
大切にしやすいです。
お互いを尊重し合える、
バランスのいい関係を育てていくのが、
アセンダント天秤座らしい関係のつくり方です。

仕事の場面で、どう現れやすいか

湖に浮かぶ二つの島をつなぐ橋の真ん中に立つ人と、両方の島へ広がる光

仕事でも、同じOSが動いています。

人と人のあいだを、調整する

意見が分かれたとき、
両方の言い分を聞いて、
落としどころを見つけるのが得意です。
間に立って、話をまとめる役として、頼られやすいOSです。

見せ方や伝え方を、整える

同じ内容でも、
どう見せれば伝わりやすいか、
どう言えば受け取りやすいかに、自然と気がまわります。
資料や場の雰囲気を整える場面で、力が出やすくなります。

決める場面は、「期限」と「基準」を先に

比べる力が強いぶん、
選択肢が多いと、決めるまでに時間がかかります。
迷いそうなときは、
「いつまでに決めるか」と「何を大事にして選ぶか」を、先に決めておくと、
比べる力が、そのまま決める力になります。

どの場面でも、元にあるのは
まず相手を見て、ちょうどいい間合いを測るという、同じ感じ方です。

太陽・月とのちがい

アセンダントは、太陽や月とは役割がちがいます。

役割
太陽目指す方向、人生の目的
月感情や安心感、素の自分
アセンダント世界の感じ方と行動パターン、初期設定のOS

たとえば、太陽が牡羊座で、アセンダントが天秤座の人。
牡羊座と天秤座は、12サインの中で向かい合うサインです。
「自分の力で、まっすぐ道を切りひらきたい」という目指す方向(太陽)と、
「まず相手を見て、間合いを測る」というOS(アセンダント)が、
同じ人の中にあります。

この人は、ふだんはやわらかく人に合わせながら、
本当に大事なことには、誰より強い意志を持っているかもしれません。
どちらも本当の自分で、役割がちがうだけです。

「太陽星座の説明より、アセンダントのほうが自分っぽい」
と感じる人が多いのは、
アセンダントが、当たり前すぎて毎日動いているOSだからです。

太陽・月・アセンダントを順番に読む方法は、
初心者向けのホロスコープの見方の記事で、
太陽星座が自分に合わないと感じるときの読み直し方は、
太陽星座が当てはまらないときの記事で書いています。

あわせて見たい チャートルーラーの金星

チャートルーラーは、金星

アセンダントのサインを支配する惑星を、
チャートルーラーと呼びます。
アセンダントで始まった世界との関わりが、
人生のどの方向へ向かっていくのかを教えてくれます。

アセンダント天秤座のチャートルーラーは、
金星です。
金星は、心地よいもの、好きなものを見つけて、人とつながる働きを表します。

金星がどのサインとハウスにあるかを見ると、
間合いを測るOSが、人生のどんな場面で使われていくか
が見えてきます。

たとえば、金星が6ハウス(日々の仕事や暮らしのリズム)にあれば、
職場や毎日の作業を、心地よく整える力として出やすくなります。
金星が山羊座にあれば、
時間をかけて、信頼できる関係を育てる形で出やすくなります。

惑星・サイン・ハウスを一文にして読む方法は
惑星・サイン・ハウスの読み方の記事で、
チャートルーラーの読み方は
チャートルーラーとは?の記事で、
金星そのものは
金星の記事で解説しています。

アセンダントの近くに惑星があれば、ライジングスター

アセンダントのすぐ近く(前後5度ほど)にある惑星は、
ライジングスターと呼ばれます。
ある人は、その惑星の性質も、世界に触れたときに一緒に動き出します。
くわしくはライジングスターの記事をご覧ください。

ニコニコ
金星がどこにあるかで、心地よさをどこで発揮するかまでわかるんだね。
玲音玲音
そう。アセンダントが「世界の感じ方」なら、チャートルーラーは「その関わりがどこへ向かうか」なんだ。

OSを知って、自分で使いこなす

アセンダント天秤座の人は、
まわりとのちょうどいい間合いを見つけて、心地よい場をつくる力を持っています。
ただ、そのOSは本人には当たり前すぎて、
自分がどれだけ相手に合わせているか、
気づいていないことがあります。

相手を見てから決めるOSは、
自分の好みを、後回しにしやすいOSでもあります。

そこで試してみたいのが、
1日に1回、自分の好みを先に言ってみることです。

「わたしは、パスタの気分かな」
「この色のほうが、好きだな」

小さなことで大丈夫です。
自分の好みを天秤の片方にのせられるようになると、
相手との間合いを測る力が、自分も大事にする力に変わるはずです。

まとめ アセンダント天秤座は、間合いを測るのが「普通」

  • アセンダント天秤座は、まず相手を見て、ちょうどいい間合いを測ってから関わるOS
  • 「八方美人」に見えるのは、誰とも対等で気持ちのいい関係でいたいから。「決められない」のは、両方の重さを公平に量っているから
  • 心地よさや美しさの感覚が、「感じがいい」「センスがいい」としてまわりに届く
  • 人間関係では対等さを大事にし、仕事では間に立って話をまとめる役で力が出やすい
  • チャートルーラーの金星のサインとハウスを見ると、その関わりが向かう先が見えてくる

アセンダントは、
自分を心地よく使うための取扱説明書のようなものです。
自分の「当たり前」に気づくところから、
そのバランス感覚を、自分にもまわりにも使ってみてください。

ニコニコ
「八方美人」って言われてたのも、ちゃんと理由があったんだね。
玲音玲音
その見方で、自分のホロスコープの金星も探してみてね。
  • この記事を書いた人

玲音(レオ)

西洋占星術を「知っている」から「読める」に変えることをテーマに活動。惑星・サイン・ハウスの意味を覚えるだけでなく、なぜそう読むのかを自分で考え、一枚のホロスコープを読み解くための考え方を発信。ブログ・メルマガ・講座を通して、占星術を長く、ちゃんと楽しむための学びを届けています。

-アングル, サインと惑星の組み合わせ