- 「自分のホロスコープを見たら、三角形のように線がつながっているところがある」
- 「1本ずつなら読めるのに、線が重なると、どこから読めばいいかわからない」
- 「Tスクエアがあると書かれていて、大変な配置なのかと不安になった」
アスペクトの線は、1本ずつなら、2つの惑星の一文をつなげば読めます。
けれど、線が3本以上重なると、どれから手をつけていいかわからなくなるところです。
重なりを読むコツは、全部を一度に読もうとせず、中心になる惑星を一つ決めることです。
中心が決まれば、あとは2本ずつ読んで、最後にまとめるだけです。
この記事では、Tスクエアの例を使って、その手順を見ていきます。
この記事でわかること
- アスペクトが3本以上重なる、2つのパターン
- Tスクエア・グランドトライン・グランドクロスの形
- 重なりを読む3つの手順
- Tスクエアの例で、実際に読んでみる
- 1つの惑星に線が集まっているときの読み方
ニコ
玲音ここで見てきた読み方は、ほかの惑星やハウスにも使えます。
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アスペクトが3本以上重なる、2つのパターン
アスペクトの重なりには、大きく分けて2つのパターンがあります。
1つ目は、3つ以上の惑星が、線で一つの形になっているものです。
Tスクエアやグランドトラインのように、名前がついている形があります。
こうした形をまとめて、複合アスペクトと呼びます。
2つ目は、1つの惑星に、何本もの線が集まっているものです。
形にはなっていなくても、その惑星から放射状に線が伸びています。
どちらの場合も、重なりの中心にある惑星が、読むときの入り口になります。
まずは、1つ目の「形」から見ていきます。
名前のついた主な形

Tスクエア
2つの惑星がオポジション(180度)で向かい合い、
3つ目の惑星が、その両方とスクエア(90度)になっている形です。
線を結ぶと、アルファベットのTのように見えます。
両方とスクエアになっている3つ目の惑星を、頂点と呼びます。
向かい合う2つの惑星の引っぱり合いが、頂点の惑星を通して動き出しやすい形です。
グランドトライン
3つの惑星が、互いにトライン(120度)で結ばれ、正三角形になる形です。
3つとも同じエレメント(火・地・風・水)のサインに入ることが多くなります。
力が無理なく回るので、自然にできてしまう得意なこととして表れやすい形です。
そのぶん、意識しないまま使わずに終わることもあります。
グランドクロス
4つの惑星が、2組のオポジションと4本のスクエアで、十字になる形です。
4つとも、同じ3区分(活動宮・固定宮・柔軟宮)のサインに入ることが多くなります。
4つの方向から引っぱられるので、あちこちに力を配りながら、バランスを取り続ける形です。
ほかの形
ほかにも、ヨッド(2本のクインカンクスとセクスタイルでできる細長い三角形)や、
カイト(グランドトラインに、オポジションが1本加わった形)などがあります。
最初は、Tスクエア・グランドトライン・グランドクロスの3つを覚えておけば十分です。
3区分(活動宮・固定宮・柔軟宮)については、3区分の記事で詳しく紹介しています。
重なりを読む3つの手順
形があっても、読む手順は変わりません。
次の3つの順番で進めます。
- 形を見つける どの惑星が、どの線でつながっているかを確かめる
- 中心の惑星を決める Tスクエアなら頂点、線が集まっているならその惑星
- 2本ずつ一文にしてから、中心の惑星でまとめる
ポイントは3つ目です。
3つの惑星を一度に一文にしようとすると、言葉が出てこなくなります。
まず2本ずつ一文にして、最後に中心の惑星で一つにまとめると、無理なく読めます。
2つの惑星を一文でつなぐやり方は、アスペクトの見方の記事で紹介しています。
Tスクエアを読んでみる
ここからは、例の人のチャートで、実際にTスクエアを読んでみます。
アスペクトの見方の記事と同じ、説明のために作った例です。

- 月は蟹座、10ハウス
- 土星は山羊座、4ハウス
- 太陽は牡羊座、7ハウス
手順1 形を見つける
月(蟹座25度)と土星(山羊座24度)は、ほぼ真向かいでオポジションです。
太陽(牡羊座27度)は、月とも土星とも約90度離れていて、両方とスクエアになっています。
赤い3本の線を結ぶと、Tの形になります。
これが、この人のTスクエアです。
牡羊座・蟹座・山羊座は、どれも活動宮のサインです。
Tスクエアは、このように同じ3区分のサインでできることが多くなります。
手順2 中心の惑星を決める
Tスクエアでは、頂点の惑星が中心です。
この人の頂点は、月とも土星ともスクエアになっている太陽です。
手順3 2本ずつ一文にしてから、まとめる
まず、3つの惑星の一文を用意します。
- 月 仕事や社会の中で、身近な人を守り、育てる役割を持てているときに、気持ちが落ち着く
- 土星 家庭や自分の土台を、時間をかけて、責任をもって築こうとする
- 太陽 一対一の関係の中で、思い立ったら自分から踏み出し、進む道を切り開いていきたい
月と太陽の一文は、アスペクトの見方の記事で作ったものと同じです。
土星は、土星(時間をかけて形にする働き)、山羊座(現実的に、一歩ずつ積み上げるやり方)、4ハウス(家庭や自分の居場所の場面)を重ねて作りました。
向かい合う2つ(月と土星のオポジション)を一文にする
外では人を支える役割に心を寄せたいのに、家の中では土台を固める責任も手放せない。社会と家庭の両方に引っぱられやすい。
オポジションは、向かい合う2つの力が、引っぱり合いながらバランスを探す関係です。
頂点の太陽と、それぞれをつなぐ
太陽と月 相手との関係では自分から踏み出したいのに、気持ちは身近な人を守る役割の中で落ち着こうとする。
太陽と土星 自分から踏み出したい気持ちと、家庭の土台を慎重に守りたい気持ちが、同じ場面でぶつかりやすい。
中心の太陽で、一つにまとめる
社会で人を支えたい気持ちと、家庭の土台を守る責任のあいだで引っぱられやすい。その緊張は、パートナーや一対一の関係の中で、自分から一歩踏み出すときに動き出す。踏み出し方を見つけていくことが、この人の大きなテーマになるのかもしれない。
表れ方は、たとえばこんなふうに考えられます。
- 仕事と家庭の両方を抱えて身動きが取れなくなったとき、パートナーとの話し合いが、状況を動かすきっかけになる
- 誰かと組んで新しいことを始めると、それまでの迷いが行動に変わる
- 踏み出すことと守ることの両方を経験しながら、自分なりのバランスを作っていく
ニコ
玲音Tスクエアは大変な配置?
Tスクエアは、スクエアが2本とオポジションが1本でできているので、
「大変な配置」「試練の多い配置」と書かれることがあります。
緊張が強く出やすいのは、本当です。
同じ場面で、向きの違う力がいくつもぶつかるからです。
けれど、その緊張は、そのまま動く力にもなります。
引っぱり合いがあるから、じっとしていられず、何かを変えようとする。
そうして経験を重ねるうちに、いくつもの力を同時に扱える人になっていくことがあります。
だからTスクエアを読むときは、
「どこで力がぶつかるか」と「その力を、頂点の惑星でどう使うか」を考えます。
例の人なら、「仕事と家庭のあいだで揺れる力を、一対一の関係で踏み出す力に変えていく」という読み方です。
ニコ
玲音1つの惑星に線が集まっているときは
形になっていなくても、1つの惑星に何本もの線が集まっていることがあります。
例の人の月には、
太陽とのスクエア、土星とのオポジション、火星とのセクスタイル、
アセンダントとのスクエア、MCとのコンジャンクションの、5本の線が集まっています。
こういうときも、中心は、線が集まっているその惑星です。
読み方の手順は、次のとおりです。
- 中心の惑星(例の人なら月)の一文を、先に作る
- 線を、ぶつかる線(スクエア・オポジション)と、支える線(トライン・セクスタイル・コンジャンクション)に分ける
- 支える線から読み、次にぶつかる線を読んで、中心の一文に足していく
例の人の月なら、
「身近な人を守る役割で落ち着く気持ち」が、仕事や社会の場面(MC)と重なり、仲間と段取りを整える力(火星)に支えられる。
一方で、自分から踏み出したい気持ち(太陽)や、家庭の責任(土星)とは、ぶつかりやすいという読み方になります。
線が集まっている惑星は、その人の中で、いろいろな働きの通り道になっている惑星です。
読み終えると、その人らしさの中心が見えてきます。
まとめ 重なりは、中心を一つ決めて読む
アスペクトが3本以上重なっていても、読む手順は2本のときの続きです。
- 形を見つける
- 中心の惑星を決める(Tスクエアなら頂点、線が集まっているならその惑星)
- 2本ずつ一文にしてから、中心の惑星でまとめる
Tスクエアは、緊張が強く出やすい形です。
そのぶん、ぶつかる力を、頂点の惑星を通して動く力に変えていける形でもあります。
自分のチャートで線が重なっているところを見つけたら、
まずは中心の惑星を一つだけ決めてみてください。
